内容は「長期刑務所とはどういうところか」「殺人犯の肖像はどんなのか」といった感じ。
フィクションかノンフィクションかは置いといて、刑務所や殺人犯に対する著者の主張や考え方は脳みそお花畑の人権擁護論者よりもよっぽど説得力があった。
「やったこととそうでないこと、理非曲直をはっきりしてください」という考え方はなんとなく共感できてしまうのだが、信念に基づいた殺人というのは間違った前提と視野狭窄が招く悪い結果の極端な例なんじゃなかろうか。
このエントリでも書いたが、名ばかりの罪刑法定主義で凶悪犯の更正を目指すよりも被害者の救済にリソースをつぎ込むべきだと思う。可塑性とか無理無理。
