カラー版 小惑星探査機はやぶさ ―「玉手箱」は開かれた 読んだよ

カラー版 小惑星探査機はやぶさ ―「玉手箱」は開かれた (中公新書)

概要はこの辺でおさらいね。


pp.60-62あたりのスイングバイの変態的な軌道を見るだけでもテンションが上がりまくる。
はやぶさが次々に直面するトラブルと、それを乗り越える科学者たち…と、読み進めるうちになかなか涙腺が危ない感じになっていた。
それぞれのトラブルにどういう風に対処していったのか、上の動画では説明されていないような細かい技術的な話も出てきておもしろい。


この手の科学技術の話になるとどうしても予算とか仕分けとかの話もあるし、科学者の説明責任の話もあるが、世間的に見てもこれだけの夢や希望を与えてくれるようなものはこれからも続けていくべきなんじゃなかろうか。
科学者の端くれとして、少しでもそういう思いを広げていけたらいいと思う。


ノンフィクションではフェルマーの最終定理を超える一冊。


ありがとうはやぶさ