IQより大切な「頭の使いかた」 読んだよ

IQより大切な「頭の使いかた」

訳者が茂木さんなのでなんとなく買ってみた。
文体も易しくて万人向けなので若干自己啓発寄りなところは否めないが、エッセンスを見れば割といいことを書いてあるような気はした。


マインドフルネスというのは心当たりがあるなあ。

pp.46--47
通勤や通学をしているとき(中略)途中のことはほとんど意識にないということはないだろうか。
このとき、自分の頭の中は(中略)過去の出来事を悔やんだり懐かしがる、あるいは、将来のことを恐れたり、夢想したりしている場合が多い。
つまり、現在自分のしていることを十分に自覚できていないのである。
(略)
自分の目の前で起きていることを自覚し、意識的にその瞬間に注意を集中することが大切だ。

p.154
「忘れたい」と思うだけで、本当に記憶は消えていくのだ。

これは意外。この辺から考えると忘れようとするほど忘れられなくようなイメージを持ってたが。覚えるときの意識という意味だろうか。

p.160
私たちが学ぶべきは、(略)「この教えを信じていれば、必ず大丈夫だ」という拠り所を持っていることだ。

からLOC(Locus of control)の話へ

p.160
LOCを自分の内面に求める人は、…自分の運命の鍵を握っているのは自分自身だと考えている。自分の力で未来をつくることができる人だ。

自分の価値観の軸を自分自身の中に置くというのは大事だが、それを常に意識して継続できるかというと結構難しい話だ。その上で他人の立場に立って自己を客観的に見るというスキルが必要。


あと後半ではヨガとか瞑想の効果をやたら強調してたがどうなんだろう、呼吸を落ち着けてありのままの自分の状態を正しく把握するというのは大事なのかも。
まあ脳云々よりも心身のバランスを保つためのストレッチみたいな感じでちょっと試してみようかな。