ソニーのHMD HMZ-T1を触ってきた

栄のソニーストアに行ってきた。お目当ては11月発売のHMD

HMZ-T1 | ヘッドマウントディスプレイ “Personal 3D Viewer” | ソニー

2Fに上がってすぐにHMDの展示コーナーが。PS3に繋がれたHMDが3台。

持ってみるとずっしり重い。


着けてみるとこんな感じ。このごつさでメガネオンメガネが出来るのは評価したい。おでこのスポンジっぽい部分を支点に、後ろのバンドでホールドする感じ。

実際にプレーできるグランツーリスモと、3Dのスパイダーマンの映像があった。
HMDの下側にピント合わせのスライドが付いている。左右一緒に動くのだが、なんとなく片目だけしかピントが合わない印象。俺は左目がずっとぼやけたような感じになっていたのだが原因はいまいち分からず。メガネに上からの照明が映り込んでいたのかもしれない。

グランツーリスモは3Dだったんだろうか?片目のぼやけのせいで、文字などが手前に見えていたのが3Dなのか、単に前に出たように見えただけなのかはよく分からなかった。画面の存在感はなかなかのもので、そこそこレースゲームをやった経験はある俺でも結構体が左右に動く感じだった。


スパイダーマンはかなり立体感があった。スパイダーマン目線でビルの間を飛び回るから酔うかと思った。
ただ3Dにつられて頭を傾けると一気にバランスが崩れてしまう感じがあった。没入型だからシースルーのように着けて動き回ることはないだろうが、もうすこし安定感があるとよかったかもしれない。


音もなかなか迫力があった。ヘッドホンはUPとは違って耳を覆うタイプではなく、耳に当てるタイプなので使い込むと汚れてしまいそうなのが気になった。耳も覆うようにして固定できる点を増やしたほうが安定するような気もするが、そうするとメガネの上からつけたときにつるが当たって耳が痛くなってしまいそうなのでその辺は難しそうだ。かといってカナル型にすると取り回しがめんどくさそうだし。


というわけでピントが気になったがこのクオリティで6万くらいで用途も比較的普通のテレビやゲームくらいの内容をターゲットにしているならアリな気はする。狭い家にでかいテレビを置いてしょーもないバラエティを垂れ流すよりは、ニュースやバラエティはほどほどの大きさのテレビで見て、映画とかを見たいときはこういうHMDでじっくり見るというのも一つのスタイルとして悪くないんじゃなかろうか。
3Dコンテンツにしても、裸眼3Dはともかくメガネを掛けるタイプの3Dテレビとかを買うくらいならもうメガネそのものに3Dコンテンツが映ってしまったほうがいいような気はする。
まあ家族で何かを見たいといったときに人数分そろえるのか、DVDとかはどうするのかといった問題はありそうだ。


今後の動向に期待。