マークX雑感

先日車をこすられ、「代車はマークXくらいでいいですかね?」というディーラーの軽いノリで修理中の代車が決まった。ディーラーの車ではなく、ディーラーがトヨタレンタカーから借りてる車だった。


GW前の微妙な時期だったので、ディーラーへの持ち込みもGW明けでもいいかなーと思ってたくらいなのだが、タイヤのあたりをぶつけられてたので万一があるといけないと速攻で入庫となった次第。
相手の保険屋曰く、「もとのお車ほど立派なお車は用意できませんが…」とのことだったが十分すぎる。こちらが車種指定するならカローラくらいでも十分なのだが、まあ保険金からでるならお言葉に甘えてということで。

禁煙車、帰省するのでETCは必須、ナビはどっちでもいいと言ったらナビもついてきた。さすがに今時はナビくらい普通に付いてるもんなんだろうか。そしてなぜか禁煙車なのにタバコ臭い。もともと喫煙車だったのか、禁煙車を借りて喫煙する不届き者がいるのかは不明。


内装はさすがに豪華。やたらと小物入れが充実しているが、シガーソケットが見あたらなかった。

サイドブレーキがフットだったのが意外だった。最近はこういう車種でも足なのね。


運転した感触はというと、まずクリープがやたら速い。マンションの駐車場から出るのなんかは、クリープだけでも速すぎるくらい。しかし常に速いわけではなく、暖気後には割と緩やかになる。アクセルはトヨタ車らしくなのかなんなのか、相変わらずの飛び出し感。そしてブレーキのつんのめり感。
静粛性はかなりのもので、さすがこれくらいのグレードになると違うなという印象だった。外に漏れる音も少なく、窓を開けて結構加速してもそんなに気にならなかった。
ステアリングは軽々。足回りもボヨンボヨンすぎず、硬すぎず、ほとんど気にならなかった。
運転席が高いせいもあってか、窓を1/3くらい開けると40km/hくらいで走っても風がモロに顔面に当たるのはいただけない。しかし暗くなってもTTほど後続車のライトが眩しくなくていいな。
ウインドウやサイドミラーのコーティングはなにもされてないようで、雨が降ると視界は最悪、さほど大雨でなくともワイパをフルパワーで動かしても追いつかない感じで、夜なんかだと切り返しの必要な駐車場から出るのも怖くて数分近くかかる始末。ウインドウ周りってノーメンテナンスである程度撥水性が保てるようなものって無いのかね。

というわけで全体的なファーストインプレッションは良いのだが、細かいマイナスポイントが際だってしまう印象の車だった。
お値段は250GのFパッケージなら240万円くらいから。確かに気になる点は多いが、プレミアムコンパクトが300万円くらいからということを考えると、国産車ならこれだけのグレードが買えてしまうというのは素直にすごい。

燃費は帰省の大阪-愛知往復込みで、走行距離668.0km、11.6km/lだった。やはり2.5Lもあると燃費はこんなもんか。


ちなみに駐車場に停めてあった状態で10:0の完全もらい事故で、相手の方にもこちらが恐縮するくらい丁寧に対応してもらったのでよかった。