新婚旅行日記(1)日本からペルーへ


式から3日後、有休を使って1週間ほど早く冬休みを取り、新婚旅行へ。
初海外旅行が地球の裏側、というか飛行機自体、高校の修学旅行で北海道に行った時以来。そして今回は日程やら諸々の都合で二人だけのプライベートツアーのため、乗り継ぎは自力でやらないといけない。卒業旅行でヨーロッパ経験のある嫁を頼りにすることにした。


当日は7:25にセントレアでチェックインする必要があったので、前日入りして東横インで一泊。
お部屋の清掃担当はカルメンさんだった。

前日にチェックインカウンターを探したときは見つからなかったのだが、当日になると看板が出ており、俺らがチェックインするともう看板が引っ込んでいた。その日の出発は1組だけだったようだ。
そんなわけで8:25にセントレア出発。行きは成田、ダラス、マイアミを経由してリマへ。成田に9:35に着いて2時間版ほどの待ち時間のあと、いよいよアメリカへ向けて出発。

何食かよく分からんが、食事も何度か出た。なかなかうまいぞ。



日付変更線を越えて出発日と同日の朝にダラス/フォートワースに到着した。結構激しい雨が降っている。

携帯の自販機っぽいものがあってカルチャーショックを受けた。


アメリカの空港はひたすら広い。ターミナルを移動するのにSkylinkという無人運転のモノレールのようなものに乗る。

荷物検査やら何やらやっていると、着時間から搭乗までは思っていたほど余裕がないことに気づくが、特にトラブルもなく、英語が分からなくて困ることもなく、マイアミ行きの便に乗ることができた。



行程表を見たときはマイアミの乗り換え時間が2時間ほどだったので、軽く昼食でも取れるかなと思っていたが、今度は国際線だし荷物も一旦出てくるのでのんびりはしていられないし、それほど空腹でもなかったのでさくっと乗り換えすることに。
しかしBaggage claimで待てども待てども荷物は出てこない。係員に尋ねてみようかと思っていると、もう一人荷物待ちの日本人のおじさんが話しかけてきた。「マイアミ観光ですか?」と聞かれたので「ペルーまでです」と言うと、なんとその方もペルーまでということだった。そんな話もそこそこに、おじさんはさっさと係員に確認。「ここではピックアップは無いそうです、一緒にどうぞ!」と言ってくれたので、そのおじさんについていくことに。
この時点で搭乗まであまり時間の余裕が無くなっていた。しかしBaggage Claimでもたもたしていたため、手荷物検査はすでに長蛇の列。間に合うのか不安になっていると、おじさんは係員にかけあって近道の通路を通してもらっていた。すげえ。
「この国では文句を言わないとダメなんですよ」とのこと。並んでる外人のおばさんが「何先入りしてんだよ」などと文句を言っていたがスルーして手荷物検査。無事に搭乗することができた。



あとはもう乗ってれば着くので一安心…と思ったら、今度は飛行機が定刻になっても離陸しない。なんかよく分からんが30分ほど遅れて離陸。ちなみにマイアミで助けてくれたおじさんは俺たちの2列後ろの席だった。なんでも昔アメリカで働いていたことがあり、今日はペルーでアメリカ在住の娘さんと合流してマチュピチュを目指すらしい。日程は違うが行先がかぶりまくりだった。今回は一人旅とのことだったが、英語はさすがにペラペラ、さらにスペイン語の勉強も最近始めたらしく、フライト中に隣に座ったスペイン人のねーちゃんと仲良くなって、出入国カードや税関申告書の書き方を聞いて俺たちにまで教えてくれた。齢70とのことだがものすごくパワフルでコミュ力抜群。名前と東京から来ているということしか聞かなかったが、大変助かった。Oracleのリュックを背負ったおじさん、ありがとうございました。
そんなこんなでマイアミからリマまで6時間超の長いフライトの後、ようやくペルーの首都、リマにあるホルヘ・チャベス国際空港に到着したのは現地時間の24時近くになってからだった。
日本との時差は-14時間、30時間かけてようやく地球の裏側までたどり着いた。38時間という人生で一番長いクリスマスだった。