新婚旅行日記(33)インカ・ワシ島


サボテンだらけの島、インカ・ワシ。島自体は珊瑚の化石でできているらしい。

車は4WDの日本車だらけ。それでも雨期には水が張ってここまで来ることはできなくなるらしい。12月末は雨期に入りかけくらいだが、まだまだ天気はいいので大丈夫。


5m以上になるようなサボテンがニョキニョキ生えている。棘はかなり固く、そっと触っても痛い。白い花が咲いているものも。

入山?チケット売り場。

入り口から頂上までの高低差は40〜50mくらいだろうか。歩いて頂上を目指す。

しかし忘れてはならない。ウユニ塩湖は標高約3700m。小高いこの島に登るのさえ富士山の山頂を登っているのとほぼ同じ高さなのだ。
俺はお腹の調子も万全で過呼吸以来すっかり元気なのでそれほど苦もなく登っていけるが、嫁はひーひー言いながら数m進んでは休むを繰り返していた。

塩湖の北にあるトゥヌパ火山。標高は5431m。

岩肌は珊瑚。はるか昔、この地が海底だったことが分かる。


しかし山頂までまだあるところでついに嫁が歩けなくなってしまった。
そしてまたお祈りを始めるガイド。まあ酸素ボンベもないので高山病の対処もできないから仕方ない。
「そうだ!これどうぞ!」と差し出してくれた酸素タブレットとかいう怪しいラムネ菓子にもあえてツッコまないでおく。

それにしてもさすがキリスト教の国、困った時はとにかくお祈りなんだなと感心していたが、よく聞くと「神の子の力…かしこみかしこみ…」

真光かよ!!!!!



さて、嫁はこれ以上登れないし一人で置いていくわけにも行かない…しばらく休憩して下山ルートに入ろうかと思っていたが、少し先には別の日本人グループ。ここはガイドさんに嫁を任せて一人でその後ろに付いていくことにした。

普通の速度でものの5分ほど歩くと頂上に到着。何やら石の祭壇のようなものが置かれている。

周りを見渡すと360度真っ白。遠くにはトゥヌパ火山が見える。

ガイドさんが英語で説明してくれた。

これくらいならいいけど道中ずっと英語ガイドさんだったら大変そうだな。もう少し英語でしっかりコミュニケーション取れれるようになりたい。


巨大サボテンと記念撮影などをしてから下って嫁と合流。

続いてやってきたのは珊瑚のアーチ。

ここでも記念撮影が始まる。

ここもなかなかの眺め。

そして珊瑚の洞窟のようなところを抜け、さらに下る。



これは何かというと…

かつてこの島で最大だったサボテン。

2007年に枯れて倒れてしまったときの全長は12m3cm。ここのサボテンは1年に1cmしか伸びないというから実に樹齢(でいいのか?)1200年。ウユニができるまでの年月といい、気の遠くなるような時間である。

これは子サボテンか?と思ったがなんか別の種類らしい。

石の椅子。

なんかモサモサしたサボテンもある。


そして島の入り口のレストランが見える所まで戻ってきた。

建物の近くには塩湖の模型も。

真ん中の島がインカ・ワシ、奥の山がトゥヌパ火山という構図。

なかなか歩き疲れたところで昼食となる。