「婚活」時代 読んだよ

「婚活」時代 (ディスカヴァー携書)

今年はなんか周囲が結婚ラッシュだったりする。結婚します、結婚しました、ご両親に挨拶を…、そろそろ結婚の相談を…とかまで含めるとすでに6件くらい。これからも増えていきそうだな…。


時代やライフスタイルが変わってるのに結婚観がなかなか変わってないので男も女も大変ですねーという感じの話。

どういうことかというとこういうことだったり。

pp.27--28
普通のお嫁さんになりたいタイプの人ほど結婚できない。つまり、従来型の結婚パターンを求める人ほど、結婚できないでいます。
従来型の結婚というのは、男性に経済的に依存したい、男性がメインで稼いで欲しいということです。(略)実際、その多くが、結婚相手に自分の二倍の年収を望んでいます。
(略)
もちろん、そんなふうに数字を出すのは、品が悪いということで、インタビューすると、ハロッズのスーツをシーズン毎に買えるくらいの生活」とか「年に一度でいいから、家族で海外旅行に行けるようでないと」となります。
実際、山田さんの2002年の調査によると、東京では、未婚女性の40%が年収600万以上の男性と結婚したいと思っているとのことですが、では、未婚男性25歳から34歳のいうちに年収600万以上の男性が何%いるかというと、たった3.5%です。

こういうのを読むとあながちこのコピペもあり得ない話ではないよな…。

20代後半の会社の女がさ、やっぱ年収1000万欲しいよね〜。
とか言ってたのでね。 勢いにのって言ってやったんですよ。
「1000万?まず専務クラスではうちみたいな中小じゃまずいかないよね。まずよってこの会社はアウト。でさでさ、年収1000万だっけ。上場企業のさ、サラリーマン。俺から見れば超エリートの課長級。平均年収いくらだと思う?」
「1000万くらい?」
「1000万ありえない。ありえないよ。正解はね750万円。ちなみに部長クラスになるとようやく900万円代かな?でさ、でさ、部長クラスって言ったらもう40代半ばから後半だよね?だよね?それでも1000万に届かない訳だけどキミってオッサン趣味な訳?
ここで女唇を噛みはじめる。俺、さらに続ける。
「まあさ。違うのは解る。解ってる。キミがいうのは若くてイケメンな高収入男だろう。でもさ、でもさ、一般的に考えてよ。年収1000万のサラリーマンってさ。新入社員から人口の多い団塊世代のおじさんを含めた全サラリーマンの5%としかいない訳。これは仮に、仮の数字だよ。既婚者とか結婚する気0のやつとかオッサンを引けばキミが出会える年収1000万円男はぐっと減る訳。特に年功序列団塊世代のおじさんが平均を引き上げているから、結婚適齢期の30歳前後に限ればちょうど氷河期世代でもあるから、30歳前半で年収1000万以上は人口の1%もいないんじゃないじゃな。だいたいキミはだよ。ルックスとしては並だよね。(ホントは下の上くらいだが)はい、そこで問題。キミは何を持って自分以上の容姿を持った女性に対抗するつもりなの?もう20代後半ってだけでも明らかにきびしいよね?よね?」
「ルックスとかじゃなく性格とかで見る人だっているし!!」
「性格?年収1000万とか金でしか男みてない女の性格の何処にひかれるんだよw」
女、大声で俺の容姿を罵りヒステリックに叫ぶ。俺、苦笑しながらその場を立ち去る。

社会的要因についてはライフスタイルもあるし格差もあるしでなかなか難しいな。上の引用じゃないけど、別にブランド物やら海外旅行やらにあまり興味はないし、周りと比べてもあまりバリバリ稼ぎたいというわけでもないけど、独身貴族っぷりは最近実感してるところでもあるので悩ましい。
稼いでくれるなら主夫でもいいよ(ぉ
冗談はさておき、最低限金銭感覚くらい近ければいいかなーとは思う。



まあ30も近づくと結婚も意識するよなーとか思いつつ、本書にも書かれてる「流される勇気」というのも大事だなとは思った。