ドラゴン桜じゃないが

美大入試だとたとえばデッサンのほかにテーマが与えられてそれを自由に表現したりするわけだがそれの客観的判定というのはどんな風になされるんだろう。
ランダムなオブジェクトを与えてそれをモチーフにした作品の創造性を評価するなら試験官の裁量に委ねられる部分が多いんだろうか。
音楽であれば音楽理論の知識に加えて演奏なら読譜の正確さ、作曲者の意図の的確な解釈とそれを表現する技術力。これは課題曲があればそれなりのシーケンスがあるわけで表現の方法に個人のオリジナリティが入る余地は大いにあれどある程度客観的な評価枠というのは作れる気がする。
台本が用意された映像作品ではどうか。バックグラウンドと登場人物の解釈、台詞とト書きの意図、台本の書き手は何らかのバックグラウンドを想定して書いているはずだ。となるとそのバックグラウンドの解釈はかなり規定でき、その表現方法は製作者のオリジナリティに委ねられる、そこらへんの評価は傾斜はあるにしても生データとしてはほぼ五分五分で考えることができるんじゃないかなぁ。