読書量が減ってきた

間違いなくGigabeatのせいだなぁ。代わりにほぼ毎日WBSを見るようになったが。


こんな募金箱に寄付してはいけない (青春新書インテリジェンス198)
タイトルだけ見ると怪しい募金詐欺のバッシング本に見えるがこれは意図的なミスリーディングなんだろうか。
実際読んでみると募金したお金の使われ方の話から、モノの流れ、ボランティアやNPONGOの活動、そしてボランティアそのものについて、様々なデータや経験に基づいて多角的な考察がなされている。
ボランティアについて考えさせられる興味深い本。


「うつ」を治す (PHP新書)
著者はDSM-IVの訳者の一人。これまで読んだ精神医療系の本の中でもダントツの良書だった。
2000年発行なのでパキシルなど一部のSSRISNRIトレドミンなどについて最新の記述はなく、中身もDSM-IIIに基づいているが、うつ病の内因性や、原因でなく症状による分類などが非常にわかりやすい表現で書かれている。
病気についての基本的な知識のほか、心理的治療、薬物治療、社会的治療についてもコンパクトにまとめられている。
ベック質問紙なども付いていて簡単なチェックもできるので、うつ病が疑われる人はもちろん、家族や周囲の人にもぜひ読んでもらいたい本。


野口敬とか読んでる人はこういうのも読むと良いと思うよ!