新婚旅行日記(3)リマからピスコへ
初日の目的地はナスカ。ホテルを4時半出発なので、ホテルの朝食は食べれず。コーヒーだけ頂いていざ車に乗り込む。
ナスカまでは途中のピスコの町まで約200km、車で4時間ほど移動した後、ピスコの空港からナスカまでさらに200km、セスナで30分ほど移動し、そのままナスカ上空を遊覧するというコース。
南半球では夏至を過ぎたばかりとはいえ、さすがに4時半だとまだ真っ暗。街中には至る所に速度抑制のための出っ張りがあるのだが、これがまたものすごく出っ張っている。体感で10km/hくらいまでは落としていただろうか、それでもガックンとなる。
学校や病院の近くは特に多いらしい。そして出っ張りの手前には標識がある…はずなのだが、標識の場所が微妙にズレていたりするせいで、結局目視で確認しないといけないらしい。
眠気はあるものの、とりあえず物珍しいのでカメラをパシャパシャ。
バスの駅、Matellini。
信号待ちでジャグリングをして小銭を稼ぐ少年。
リマの中心部から少し離れた丘の上にはたくさんのオレンジ色の灯り。飛行機からも見えて綺麗だったので何かと思ったが、不法居住区の街灯らしい。地方から大量の人が移り住んできて、貧困層が岩山に集まっているらしい。
そんな感じで灯りも減り、景色が単調になってきたあたりで一度寝落ち、起きたときには明るくなっていた。
なんとなくまだ地球の裏側まで来たという実感が無いが、どこまでも続く道と砂と岩山、そして一方には海が見える不思議な感じだった。
日本車もちらほら見かけるが、韓国車が結構多い。
ちなみに我々の乗った車も現代だった。
車以外も色々と走っている。
日本では山があればトンネルを掘ったりするんだろうが、こちらでは普通に切り開いてそのままになっている。雨が少なく、降っても霧雨のような気候ならではだろうか。
途中までは高速道路で、空いてはいるものの80km/hくらいでのんびり走ってるなと思ったら、観光の車は80km/h制限らしい。GPS搭載義務があり、違反すると後から郵送で書類が送られてきたりするらしい。日本でもそういう取り締まり方法にしたらいいのに。
途中、日本人の名前のようなものが書かれた壁がたくさんあったので何かと思ったら、何年か前にあった選挙の候補者の名前らしい。広告用に壁を貸してるんだとか。
少し町っぽいところに来たところでトイレ休憩を兼ねてRestaurante El Batan Chinchaというレストランへ。コーヒーを飲んだ。
テーブルに地上絵の模様が描かれている。
会計はドルでできるのだが、おつりとガイドさんの分をペルーの通貨でもらってようやく現地通貨を調達。ペルーの通貨はソル。2.5ソルが1ドルくらいなのだが、コーヒーは4ソルだった。500mlの水のペットボトルが1〜2ソルくらいなので、現地の金銭感覚からすると1ソル=100円くらいの感じだろうか。
併設の売店で水を購入。色々と原色のジュースも売っている。真ん中の黄色いのが有名なインカコーラ。
15分くらいと言いつつ、20分以上まったり休憩していざ出発。
ホテルの朝食が食べれなかったので、ここでようやくボックスランチのような朝食を食べた。割とうまい。
そしてピスコの街。
道は狭く、3輪のタクシーがのろのろ走っていて、クラクションがあちこちで鳴っている。割と怖い。
海岸には港があり、魚を狙っていろいろな鳥がいる。カモメ、ハイイロカモメ、そしてペリカン。
雀くらいのノリで普通に屋根に群がっていて割と怖い。
そんな町並みを見つつ、休憩したお店からさらに40分ほどでついにピスコの空港に到着した。