新婚旅行日記(4)ナスカ遊覧

ピスコの空港はセスナしか飛ばないようで、建物は小さい駅くらいの大きさ。

管制塔もこんな感じ。


中に入ってみると日本人ばっかり…外人のグループは一組だけだった。
セスナは機体の両側に一列ずつ座席があり、搭乗前に体重を量ってできるだけ均等になるように割り振られる。


拳銃は持って乗れません。

待合室の内外に売店があるのだが、日本語のガイドブックとかも置いてあった。やはり日本人観光客も多いようだ。

乗る前にどういう絵がありますよというマップが渡される。

地上絵はよく見る写真ほどくっきりとは見えず、見つけられない人も結構いるらしい。見つけてもカメラでズームすると見失うことも多いとか。そして、パンフとかに載ってる写真は半透明の線を描き足す加工をしてるのが大半という衝撃の事実を聞いた。


セスナに乗り込む。

 

そしていよいよ離陸。我々の乗ったセスナは12人乗りだったが、うち9人が日本人。パイロットも片言の日本語で案内を始める。それも、まず日本語で説明してからスペイン語で説明するという優先度の高さ。さすが。
ナスカまでは200kmほど。約30分の飛行だが、その間地上はひたすら砂漠、たまに畑と街が見え、その間を1本の道路が延々と延びている。大阪-名古屋間くらいの距離だろうか、不思議な光景だった。

 
 


そしていよいよナスカ上空。

機体の左右に乗っているため、思いっきり左右への旋回を1回ずつ行う。「ミエマシターミエマシター、クジラデスー、ツギハーウチュウジンー」パイロットが説明する。最初は耐えていたが、中盤くらいで耐えきれずゲロゲロ。しかし気合いでカメラを構え、ほぼ全ての絵を認識、撮影することができた。
クジラ(左の太い線にかかっているところ)

宇宙人(フクロウ人間)

サル(左上)

ハチドリ

クモ

コンドル

渦巻き(水)

コレはなんだ?

右が手、左が木、真ん中は地上から絵を見るための展望台。



他にも特に意味のなさそうな幾何学紋様も多い。ちなみに全体で一番多いのは直線。


嫁もゲロゲロしつつ、ビデオカメラを頑張って回してくれた。他の客は一人もダウンしておらず、帰りの30分のフライトは二人だけグロッキーだった。ガイドさん曰く、完全に人それぞれで、中には車椅子で帰還する人もいるらしい。そして、うまく撮れた写真を褒めてもらえた。


着陸後は証明書みたいなのがもらえる。

カメラで撮れなかったのはこれの上に描かれているフラミンゴのみだった。
まだ少しフラフラしたので、しばらく外で座ってから街へ戻った。