就職してすぐくらいに買ったTimetomain mini、最近というかここ数年レベルで右スピーカの音が出にくくなっており、ボリュームつまみをぐるぐる回すと復活することもあったのだが、ついにウンともスンとも言わなくなってしまったので、直せないか分解してみた。
クッションに隠れた2箇所と、一番下の1箇所が裏蓋を固定しているネジ。中央にスピーカの柱を固定しているネジが2個あった。
裏蓋を開くとこんな感じ。ネジにも基板にもスポンジのようなクッション材が付いている。ネジの方は経年劣化で結構ボロボロになっていた。基板は左右2箇所のネジで止まっている。裏蓋のネジ穴がカッチリはまっているので、結構力を入れないと外れなかった。
まずは不具合箇所の特定作業。不調の右スピーカのコネクタを、左スピーカのコネクタに接続するとちゃんと鳴る。どうやらアンプ側は生きてる模様。
次に右スピーカを分解。スピーカの正面側の4箇所のネジを外して2つに分解し、後ろの1箇所のネジを外してスピーカ部を取り出す。正面側を外すときに、薄いガスケットがあるので破らないように気をつけながら外す。
右スピーカのコネクタから、スピーカユニット直前のハンダ付け部を直接接続するとこれまたちゃんと鳴る。さらにジャンパピンでコネクタ同士を繋いでも鳴る。
というわけで、基板とスピーカをつなぐコネクタの接触が悪いらしい。
コネクタを外し、ちょうど手元にあったピンに付け替えた。
ストッパは無いものの、スピーカ側のコネクタは接続できた。
というわけで無事鳴ることを確認!一安心して組み直し、接続してみると何故か今度は左側の音が出ない。左の回路なんて全く触ってないぞ!
そんなこんなで右より苦労して写真撮る余裕もないままどうにか原因を特定。
左スピーカに接続するための端子のGNDが浮いてしまっているようだった。しかしクッションを外したハンダ部も樹脂のようなもので覆われている。この樹脂は精密ドライバで削ったら割と綺麗に剥がせたが、何故かハンダ付けしなおして浮きを押さえても導通しない。基板のパターンがおかしいんだろうか?
一箇所以外はパターン通りに導通しているので、オーディオマニアには怒られそうな感じで絶縁されてしまっていたGNDを配線しなおしたところ、無事音が出るようになった。グルーガンで保護&接着して完成。
念のため分解状態で左右ともきちんとステレオで音が出ることを確認してから組み直し。無事直った。久しぶりに音楽を流しながらこの記事を書いてるけど、やっぱり良い音。160kbpsのMP3を再生するには十分ですな。
PC用に使ってるのでめっきり出番は減ってしまったが、まだまだ現役で頑張ってもらおう。アンプユニットが死んだらアンプレスでネットワークスピーカに転生させるというのも手だな…。
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ちなみにMatry101は実家で弟のものになっている。