第一回ウェアラブルコンピュータ研究会・一日目

8時間プレゼン。疲れたー。
前半はいろんな研究に関する講演で、いろんなシステムとかコンテンツのお話。
AR,MRを使って観光スポットの案内をするシステムが面白そうだった。遠くから遺跡の跡地を見ると結構問題ない精度でCGが合成されてる。ちょっと精度は落ちるが建物内部も歩けるみたいだ。いっぺん自分でHMDつけて見て見たいなぁ。


後半は安全性に関する特別報告。脳科学とか法律の観点からの考察。
日本はウェアラブルの分野でも欧米に遅れを取ってるらしい。着るMP3プレーヤーに携帯受信機能をつけた服*1を実際に着てる先生とかがいてすごかった。なんか高機能感覚器プロジェクトとかいって、自然の音は耳で聞いて、音楽とかは骨伝導で聞くだとか、目の焦点は自然物を見るために調節して、HMDの画像はそれに合わせて網膜に照射するとかいう話があった。


安全委員会の報告で両眼視覚闘争というのがあるらしい。
まったく異なる視覚像が両眼に与えられたとき、ある一瞬にはどちらか一方しか知覚されないというやつで、随意にコントロールすることができず、頭痛、嘔吐感の原因になったり、小さい子だとさらに致命的な影響があったりするらしい。
じゃあなんで片眼用のHMDは意識してその画面を注視することができるかっていうと、焦点距離の違いだとか、視野角の関係だとか、とりあえずなんか説明できる可能性はあるらしい。


明日は研究会2日目とクラスター振興プロジェクト。ねむひ。

*1:独インフィニオン製