絶対空間

早起きしたので物理ネタをひとつ。


水の入ったバケツを考える。

  1. バケツと水の間に相対運動は無く、水に変化は起きていない。
  2. バケツと水の間に相対運動があり、水に変化は起きていない。
  3. バケツと水の間に相対運動は無く、水の淵が盛り上がっている。

これはニュートンの絶対空間を仮定すると

  1. 水の入ったバケツが絶対空間に対して静止している。
  2. バケツだけに力を加えて絶対空間に対して回転させた。水はまだ静止したまま。
  3. そのうち水もバケツの回転につられて回転しだしたので遠心力で盛り上がる。

となるんだけど、絶対空間はアインシュタイン相対性理論で否定されたはずなので、どうにか相対的な運動のみによって1と3を説明しないといけない。でも1も3も相対的には静止しているので絶対空間という仮定がなければ区別できないのでは?


…というのがニュートンのバケツとかマッハのバケツとかいわれる話。
続きはまた夜にでも。




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