3分量子論

偏光板の溝が偏光面に対して垂直になるように置くと光は完全に遮られる。

偏光板は入射した光のうちその向きに偏光してる光を通すのでこういうことが起こるわけだ。

では90度ずらした2つの(この場合は1つ目は液晶による揃った偏光面)偏光板によって完全に光が遮られた状態のところにもう一枚偏光板を置くとどうなるか?


正解はこちら。

第一の偏光板を通ってきた光は0度の方向に偏光面が揃ったとすると、90度の方向に偏光した光だけ通すように偏光板を置くと光は全く通らないが、45度の方向に偏光した光だけ通す向きの偏光板を真ん中に置いてやると光はまた通るようになる。
これは、0度に偏光面が揃った光というのは±の方向に同じだけ偏光面のずれた光が重ね合わせの状態にあることから生じるらしい。
そして45度で第二の偏光板を通過した光の中には90度と0度の状態が重ね合わさった状態のものもあるから透けるというからくりだ。