久々

チーム・バチスタの栄光を見てきた。
自発的に映画を見に行こうと思ったのは博士の愛した数式以来だ。


見た時点で漫画は読み終え、小説は下巻の途中。なのでネタは知ってたが…。
主人公が女になってたのはまあ原作が男ばっかりだったし主要人物の中で変えるとすれば一番適切だったとは思うんだがどうにも全体的に感情を前面に出しすぎてるような気がした。
聞き取りも各キャラの印象付け程度だったし、白鳥もロジカルモンスターという表現は出てこず、ミステリーというよりは微妙な人間ドラマ寄りになってたような気がした。伏線回収できてないところもあったし。
しかし医師にしろ看護師にしろ泣きまくりだったり手術中に器具のトレイをがっしゃーんだったり人工心配心肺ってなんですかとかさすがに浮いてたというか無いだろうと思った。手術室の様子とか周辺機器とかはなかなか本格的に揃えてあっただけに残念。
オチの部分は原作を知ってても十分いい感じに仕上がってたし、原作には無かった笑いどころをうまく入れてたのでその辺はよかった。


いいですか、この映画の出来には、三つの可能性があります。
「原作と比べて演出過剰、ロジックの欠落」
「キャストが微妙」
監督によって引き起こされた阿部寛ワールド」