ジャーナリズム崩壊 読んだよ

ジャーナリズム崩壊 (幻冬舎新書)

公平な取材を掲げておきながらフリーの記者を締め出す記者クラブ自己批判能力のないマスコミ、各社横並びな記事、とまぁそんな感じのことが事例や制度を挙げていろいろ説明してる。
速報性を優先する媒体はワイヤーサービスっていうのね。確かに日本の新聞やテレビはほとんどそればっかりで深い考察がなされないことが多い気がする。ホリエモン逮捕のときなんてどのチャンネル回しても囮の車を延々地上から空から映して中身のないコメントばっかりしてたしなぁ。
政治ネタとかも客観報道の幻想にはまってなのか確信犯*1なのかなんとも言い難い。
志高いジャーナリストが増えてくれればいいんだが、なんか大事件があったりするたびに「被害者の心情と報道の自由の間で取材をすべきか悩んだけどやっぱり我々は国民に伝える義務がある」みたいな自己満足記事を書いてるようじゃあんまり期待はできんな。

NYタイムズにちょっと興味が出てきた。

*1:辞書的な意味で