勝間本…ではなく勝間翻訳本。
小手先のテクニックが多い上に色んな本で同じことばっかり書いてる勝間本よりももっと深い部分を考えさせられる内容だった。
p.54
あなたはもう十分長い間正しかった。今度は、勝者になる番だ。
目次から、印象深かった部分。
- 第1章
- たいていの人が、自分自身をダマしている
- 意思ではなく、結果に焦点をあわせる
- 正しいかどうかではなく、うまくいっているかどうか
- 第2章
- 一度覚えてしまった古いやり方を忘れる
- 第3章 人生の法則2 <人生の責任は自分にある>
- 感情を引きずっているとすれば、それはあなたの責任だ
- 誰かのせいにするのをやめる
- 行動を選択した時、あなたは結果も選んでいる
- 無意識に行っているマイナス思考のプログラム
- 第5章 人生の法則4 <自分が認めていないことは変えられない>
- 否認することは、あなたの人生を破壊する
- 「知覚的防衛」についての調査
- 第6章
- 痛みはあなたに方向付けをしてくれる
- 「逃避」で問題を解決した気になるな
- 第7章 人生の法則6 <事実なんてない。あるのは認識だけ>
- 間違った仮定は、間違った判断を導く
- 自分を客観的に見ることの難しさ
- あなたの否定的信念をチェックする
- 「安全地帯」へ逃げ込むな
- 「目的」と「知識」を持って選択しよう
- 第9章
- 相手との偽りの関係を解消する
- 第10章 人生の法則9 <許しには力がある>
- 「憎しみ」「怒り」の感情は今すぐ断ち切る
- 第11章
- ほしいものがわからなければ、チャンスはつかめない
- 自分の目標が明確かをチェックする
p.301
罪悪感は、対人関係において強力では快適な武器である。心を鬼にして、罪悪感に操られないようにしなければならない。
p.319
誰かに傷付けられるより悪いことが一つある。それは、傷付けられたあとも、その痛みを引きずることだ。
そうではないだろうか。あなたを傷付けた人間はもう手の届かないところにいて、積極的に、前向きに、あるいは別なやり方で対処することができないということが多い。ひょっとしたら、デヴィットの場合と同じように、相手ははるか昔に亡くなった父親かもしれない。あるいは引っ越して二度と会うことのない友人かもしれない。あなたはこれからの人生、本当に、こうした憎しみや怒り、憤りの面倒を見る役割を受け入れるつもりなのだろうか?
p.324
あなたが手に入れるのは、最高でも自分が求めるものなのである。
アサーションについてもそうだが、自分を思考プロセスを理解するというのはなかなか難しい。本書はワークシートやら丁寧なガイド付きで自己認識する手助けをしてくれているので分かりやすかった。
ちょっと精神論過ぎるところがなきにしもあらずだったが、全体としては満足な内容だった。
現実に目を瞑らないリアリストでありたい。