フェルマーの最終定理、ゲーデルの不完全性定理ときて今度はいったい何がくるかと思ったらNP完全問題の話が出てきた。
確率の話とサーチアルゴリズムの話がどうつながっていくのか?と思って読んでいったらコインの話でつながり、そこからはなじみ深いソートアルゴリズム。…なのだが、オーダの解析はとことん数学的。バブルソート、クイックソートなどの耳慣れた話が進んでいくが、数式のややこしさは指数関数的に増えていく。
後半の数式はだいぶすっ飛ばして読んでしまったが、コイン投げ、場合の数、行列、ピアノの問題の話がつながっていくのが実にわくわくする一冊だった。