公式ピコピコ SQ Chips

SQ Chips

Love SQChill SQを買ったものの、その後SQ MUSIC seriesが増殖しすぎて辟易したのでスルーしていたが、PVを見てなかなか良さそうだったので買ってみた。ヴィレヴァン限定版を求めてわざわざヴィレヴァンへ。


結論からいうとかなり当たり外れが激しい。まあSQシリーズはだいたいそうなのだが。


良かった曲は閃光(FF13)、子午線の祀り(聖剣2)、水のほとり(FF12)、最後の決戦〜マナの神殿(聖剣)、あと限定ディスクの新しき世界(FF5)、いつか帰るところ(FF9)、
次点はエンディングメドレー(FF4,5,6)、Chip de Chocoboあたりか。
この辺は比較的ピコピコ音を効果的に使ってノスタルジーと未来感をいい感じに出している。
ちなみに水のほとりとChip de ChocoboはどちらもMitsuto Suzukiという人がアレンジしているのだが、ピコピコ音の完成度がものすごく高い。YMCKを彷彿とさせる。


FF3の曲とかもあるのだが、オリジナルがファミコンのやつをピコピコ音でアレンジしましたと言われても反応に困る。アレは原曲がピコピコだからいいのであって、同じピコピコに中途半端な音を加えてアレンジされてもあまりうれしくないし、そもそもアレンジというのであれば悠久の風伝説がある。


そしてこれはひどいなアレンジもぽつぽつ。まずは風が呼ぶ、蒼穹のシェバト(ゼノギアス)。最初は悪くないかなと思ったが、途中からズンズンとビートが刻まれていき、後半はポリリズムに…ピコピコ音=テクノ的な安易な考えだ。
エアリスのテーマ(FF7)とEyes On Me(FF8)も実に残念。ノリのいいダンス風なアレンジにすればいいというのも安直すぎる。
そして一番ひどかったのがエンタープライズ空を飛ぶ〜巨大戦艦インビンシブル(FF3)。FC音源をリミックスして声やなんかを入れた感じなのだが聴いてると不愉快になってくる。


良アレンジもあるのでまあハズレとまでは行かないアルバムであった。
と思ったら2も出るのか…さすがにちょっとしつこいから買わなさそうだ。iTunes Storeで1曲ずつ買えたりするんだろうか。