新海誠ー!

秒速5センチメートル」、「雲の向こう、約束の場所」、「ほしのこえ」を全作見てみたのでレビューしてみる。意外とやるな地元TSUTAYA
ちなみに見る順番が完全に逆だなぁ(ぉ



秒速5センチメートル 通常版
あああああああこれはキュンキュンする!!!!!!全部ヤバイ。リアルすぎて。
桜花抄のあの進行のノロノロっぷりがうずうずさせる。手紙ーーー!!!明里ーーー!!!
各人物の視点からの語りが背景の緻密さ、設定のリアルさと相まってかなりくるなー。文通とか!文通とか!
どのキャラにも感情移入できるなあ、コスモナウトの貴樹ひでーとか思いつつどっちの気持ちも分かるような分かるような。
第三部の秒速5センチメートルに出てくる女の謎さと貴樹のその後はちょっとアレだがラストはあー…となった。
桜花抄のあと明里はどうしてたんだろう。うーん。


雲のむこう、約束の場所
キャラとストーリーと物語背景のバランスが一番いい感じがした。
ユニオンとかアメリカとかの背景を適度に出しつつ、あくまでも主人公たち3人(というか浩紀と拓也か)を中心に物語が進んでいく。
細かいところをツッコむような野暮なことをしなければ並行宇宙とか相転移とかが宇宙物理学好きにはたまらん。
ヴェラシーラはなんとなく宮崎駿っぽさが感じられる。
最後どうなったんだろう。オープニングの意味が最後の最後で分かったような分からんような。


ほしのこえ
おお、なんか設定がいいぞ…と思ったらキャラデザなにこれwwwww背景もCGも声優もいい感じなのにキャラの絵だけ浮いてるwwwwしかも間髪いれずに人型戦闘ロボwwwwガンダムもどきwwww
止め絵は多いのだがストーリー的にはどんどん進んでいかれて何?何?という感じで終わってしまった。
なんか最終兵器彼女の劣化版みたいな感じだったなぁ。世界設定とかはサイカノより具体的に描写されてるし*1、登場人物は二人だが周囲の情報は明かされてるのでそれを軸に60分とか90分とかの作品だったらもうちょっと感情移入できたのかなぁ。あとロボットはなぁ…。


あと「彼女と彼女の猫」も見た。
猫視点か、BUMP?(違

生活していくことの漠然とした寂しさ、微かな痛み、ささやかな温もりなど、言葉では伝えにくい感情を映像と音に託しました。

http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/cat/index.html

と書かれているがなかなか難しい。いろいろ想像できていいんだが。
猫みんなチョビなのねw


リアル系とSF系で単純には比べられないが「秒速5センチメートル」と「雲の向こう、約束の場所」がかなりよかった。「ほしのこえ」も悪くないんだがキャラと似非ガンダムで若干見劣りするなぁ。
見る順番がアレだったのかもしれんが。

全部見る場合は公開順に見ることをお薦めします(ぉ

*1:スターオーシャン系の印象があるな