就活の心構え

就活真っ最中な知り合いに自分の就活の時の資料を渡そうと色々整理してたら、某企業のセミナーで就活コンサルタントの人の話を聞いたときのメモが出てきたのでちょっと整理して公開。例によって参考にするかしないかは読者の判断にお任せします。まずは自分の頭で考えましょう。

履歴書とESの違い

人気企業にはESが5万枚くらい来るので、ぱっと見てダメなのは落とされる。ぱっと見て、というのは基本がちゃんとしてるかどうか。
文字、写真、空欄は2秒で読まれる。

  • 文字:丁寧に書いているか(うまい下手ではない)
  • 写真:スピード写真はよろしくない。写真屋でちゃんと撮ってもらう。カラーでも白黒でもOK。
  • 空欄:空欄が多いのはNG。ちゃんと埋める。

ES以前の自己分析→自己PR→志望動機という作業をしっかりやっておけばさほど苦労ななく作成できるはず。ESはラブレターのつもりで書く、鉛筆で下書きするのはOK。

  • やってはいけないダメダメES
    • 個性が想像できない
    • 具体的でない(積極性、協調性、明るい笑顔などは典型的な具体性のない例。)
    • 悪い意味で意外性がある(ワル自慢とか)
    • こじつけ
    • 指示を守らない(鉛筆書き、修正ペンなど)
    • 雑な字(下手な字ではない)

ESはなぜ書くのか?

  • 面接は93%印象で決まる
    • メラビアンの法則というのがある。要は勘違い。短い面接時間で志望者を十分に知ることはできないのでESでその辺を補う。文章は学生の真意をよく表す。
  • 面接への反映
    • よいESは面接でしつこい突っ込みにあう。ちゃんと論理立てて説明できているか、質問に対して面接官の真意を適切にくみ取って回答できるかが問われる。
    • だめESはあっさり面接が終わる。あっさり終わった場合は何か質問をしてくれ/質問がありますといって食い下がるべし。
  • ES/履歴書はプレゼン
    • 読みやすい文章は起承転結/仮定→証明→∴結論という流れがちゃんとしている。
    • 最初に結論を述べる→次にエピソードを述べる→もう一度結論=将来何をしたいかを述べる。
    • わかりやすい文章とは内容が具体的、さらに就職なので将来に対する計画性があるかどうかも見られる。
  • 自己PRを見ると学生の本質がわかる。志望動機を見ると学生の本気がわかる。

ちなみに最近の圧迫面接は興味なさげにするらしい。ダルそうに、面倒そうに。
あと最近見た中ではこういうのは全然圧迫じゃないw 単に厳しいだけ。ってかさすがにこれを圧迫とか言ってるのはネタだよな…?


具体的に説明しろって言うけど…

具体的って何よ?というと、
Who、What、When、Why、Which、How、How much、How many、How long、How oftenという5W5Hを用いて定量的に、読み手/聞き手の頭に映像を浮かばせるように説明すること。


人事はどういう所をチェックしているか

  • 質問に対して回答は的確か
  • マニュアル化されていないか
    • バイトでコミュニケーション能力を身につけたとか、そういうありがちなことはマニュアル化した回答とみなされる。
  • その会社に対して述べているかが大事。

自己PRで大切なこと

  • エピソード
    • 事柄の種類、ことの大きさや期間は無関係。どういう状況で自分はどのように考え、どう行動した結果どういう結果になったのかを自分の言葉で説明することが重要。
  • 時間や場所などを具体的に述べると良い。
  • きめ台詞なんかもいいね。

志望動機で大切なこと

  • 自分独自の情報や考えを持つのが大事。
    • HPやパンフにのってることは全部知ってること。調べれば分かることを面接で聞くのはNG。
  • 業界、会社、職種&将来についての自分の考えは必ず述べる。
    • 会社については詳しく知らないこともあるのでどこの説明会で誰にこんな話を聞いたとかでもOK

担当者は履歴書に飽きる

いいか悪いか判断できない人は不採用。
裁判ではグレーは無罪だが、採用では判断できない人=採用するリスクが高いので落とされる。
サポータはいらない。会社の製品が好きという理由だけならいいお客さんでいてくれた方がいい。お客さんにどのような価値をどうやって提供したいかという考えが大事。
履歴書だってオリジナル。オタクもみせようによっては才能。
資格、趣味、特技の欄は面接で話題が出ることはあるけど、遊びどころでもあるので余裕を持って書く。
箇条書きはOK、アンダーラインは気をつけて(書きすぎ注意)。

なかなか納得いくESが書けないときは

自己PRを書くとき、まず自分が考えたタイトル、それに関するエピソード、それを会社でどう活かせるか、自分の強みを一言で言うと?を書く。
書き終えたらエピソードの部分だけを抜き出して誰かに読んでもらう。そしてこう聞きましょう。
自分の長所は何か?
それがその文章のタイトルになります。
読み手が感じた長所と文章のタイトルが一致していれば、ちゃんと客観的に自己分析できてると判断される。

おまけ:俺もリクルータ研修とか受けたわけだが

人事の本業はリクルートではない。そして企業はあなたを落としたいんじゃなくて少しでも優秀な学生を確保したいと思っている。
少なくともうちの会社の場合、リクルータも割と若手の社員が仕事の合間をぬってやっている。
うちのリクルータに人事権は無い。せいぜい自分の出身大学で要フォローな学生がいればその旨をリクルータ間で共有して、会社説明会においでおいでと誘うくらい。
言っていいこと、ダメなことは機密はもちろん、特に採用数の具体的な数字とか、表現の仕方とかは割と指示されている。職場の雰囲気とかに関しては特に言っちゃダメなことは無いのでそういうのは気軽に聞いてくれればいいんじゃなかろうか。


…とまああんまりまとめ切れてない気もするがこんな感じだろうか。眠いので今日はこの辺で。ツッコミ質問などあればどうぞ。


あわせてよみたい
そろそろ就活アドバイスでも書いてみるか