Windows11のクソさ対策メモ

Windows11の無償アップグレードをずっとスルーしていたのだが、義実家のPCがいつの間にかアップグレードされていたので今後のサポートのことも考えてとりあえずアップグレードしてみた。
いつも使うアプリにはこれまでのところ特段の不具合は無いものの、こまごました使いにくさが積み重なってきたところに致命的な不具合が出てきたのでとりあえずメモしておく。

スタートメニューが真ん中

これは有名どころ。タスクバーを右クリックして「タスクバーの設定」メニューを開き、タスクバーの動作→タスクバーの配置→左揃え にすると良い。

アプリ一覧が表示されない

なぜスタートメニューからアプリを隠すのか理解できない。何もスタートできないではないか。
スタートメニューを開いて即キーボード入力すれば検索が始まるとはいえ、よく使うアプリは1クリックで開けないとストレスなのでとりあえず一通りピン留めしておいた。
おすすめとか要らんのだが「さらにピン留めを表示する」でピン留め領域を広げるくらいしか選択肢がなかった。

エクスプローラーの右クリックメニューが貧弱

右クリックで表示されるメニューが全然ない。「その他のオプションを表示」で旧メニューを出さないとショートカットキーすら使えない。Shift+右クリックで従来のメニューも出せるとはいえ、シェル拡張を多用してるし、プロパティを右クリック→R*1、詳細表示を右クリック→表示→D*2、大アイコン表示を右クリック→表示→R*3など、マウス操作と組み合わせて使う派なので旧メニューじゃないと作業性が悪い。
幸いレジストリ設定でもとに戻せるようだったので変えておいた。

  1. \HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID に移動
  2. CLSIDを右クリックして新規キー {86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2} を追加
  3. 作成したキーを右クリックして新規キー InprocServer32 を追加
  4. 再起動

参考:Windows 11 - 右クリックメニューを旧仕様に戻す方法 - PC設定のカルマ

ライブラリフォルダが表示されない

エクスプローラーのツリーにも「ホーム」や「PC」にもドキュメントやミュージック、ダウンロードといっライブラリフォルダが表示されない。
作業フォルダをデスクトップにでも並べろということなのか。アクセスを便利にするためのライブラリフォルダをいちいち C:\Users\ユーザ名 …と辿っていくのはアホらしすぎる。
エクスプローラーのオプション*4→表示タブの「ナビゲーション」にある「すべてのフォルダーを表示」「ライブラリの表示」にチェックを入れると無事表示されるようになった。

ライブラリフォルダの場所が変更できない

下記の音楽ファイルに関してエラーが出てたときに、NAS上のフォルダをUNCパスで指定しているのが悪さをしてるのかと疑って確認しようとしたのだが、ミュージックフォルダのプロパティを開いても「場所」タブが表示されなかった。
調べるとOneDriveとの同期を一度切れと書いてあるサイトもあったが、やってみても解消せず。そもそもミュージック以外のドキュメントやダウンロードといった他のライブラリフォルダには普通に「場所」タブが表示されている。

これは何が効いたのかよく分からないが、ライブラリフォルダの表示設定をいじくり回していたらいつの間にか表示されるようになった。

NASにファイル保存できない

これが一番致命的。音楽ファイルをローカルからNASにコピーしようとすると下記のようなエラーが出てコピーできない。

予期しないエラーのため、フォルダーをコピーできません。このエラーが再発する場合は、エラーコードを使用して、この問題についてのヘルプを検索してください。

エラー 0x80070718: このコマンドを実行するための十分なクォータがありません。

最初USBメモリから移動しようとして失敗したのでファイルが壊れたりしているのかと思ったがそうでもなく、ローカルのSSDには普通にコピーできるし、ローカルからのコピーもできない。
もちろん元からクォータ制限などかけていないし、前後で設定変更もしていない。

ググってもそれっぽい症状は見当たらなかったが、どうもOneDriveの設定が勝手に書き換えられて100GB以上あるNAS上のミュージックフォルダを同期するようになった上、オフラインファイルの上限にあたって起きたエラーだった模様。
同期センター→オフラインファイルの管理→オフラインファイルの表示で対象のフォルダを右クリックして「常にオフラインで使用する」のチェックを外すことでコピーできるようになった。
これはたまたまアップグレードした直後に顕在化しただけで、Windows10でも起こる症状なのかもしれない。

ライブラリの場所がサポートされていない?

無事に元通りになったように見えるミュージックフォルダだが、開くとアドレスバーの下に「ライブラリの場所がサポートされていないため、一部ライブラリ機能を使用できません」と出る。
クリックするとヘルプがあるので解決策が表示されるかに思えたが、まさかのWindowsヘルプのトップページ。そこから検索してもろくな結果が出てこない。
使用できない機能が何かすらもよく分からないがとりあえず実害があるかどうかもよく分からないので放置。


そんな感じでまあまあ手こずったが、ひとまず主要なところは解決っぽいのでしばらく様子見とする。

*1:Alt+Enterだとマウスから手を離すか左手でアクロバティックな動きをしないといけない

*2:Ctrl+Shift+6でもいけるがマウスから手を離さないといけない

*3:Ctrl+Shift+1でもいけるがそもそも数字系ショートカットは覚えにくい

*4:これもフォルダーオプションから変わって探しづらかった