やってはいけないお金の習慣 読んだよ

やってはいけないお金の習慣

相変わらず残業ゼロなので基本給のみの収入なのだが、寮生活、自炊、借金は年金の学特4年分のみ、というご身分なので、普通に暮らす分にはかなりの独身貴族っぷりな今日この頃。しかしいざ寮を出るだとか何だとか考え出すとあれやこれや必要だろうし知識をつけておこうということで読んでみた。

やはり人生で大きな買い物といえば住宅だろうか。実家が戸建なのでもちろん好みとしては戸建なのだが、愛知で戸建とか土地の値段とか将来の不透明さを考えるとなかなか悩ましい。
そんな中で「マイホームは資産にならない」とかいう本書の解説はなかなか的を射ているような気がする。いつぞや近所の分譲マンションのモデルルームに冷やかしで行ったときに、「バリアフリー設計なマンションなら貸したり売ったりするのも便利ですよ」とかいう説明を受けたのもうなづける。


節約や家計管理については同意できる部分が多い。「家計簿は継続してつけてお金の流れを把握するのが目的なので1円単位で細かくつけすぎない」なんていうのは耳の痛い話。
度を越した節約術も時間というコストまで考えると何でもかんでもやればいいわけでもないんだよな。
特売につられて不必要なものまで買うなとか、クレジットカードでポイントを稼ごうと思うななんてのは当たり前の話。


車をローンで買うなというのも俺としては割と当たり前なことのように思えるが、周りを見るとそうでもないみたいね。
まあ親からもらった車を当面乗り潰す気でいるというのもでかいのかもしれんが。



貯蓄や投資、保険の話はこれまであまり身近じゃなかったせいもあって、実際やってみないと分からんなあという感じ。

pp.34--36
お金の無料相談に釣られるとかえって高くつきます
(略)
相手は「プロ」は「プロ」でもセールスの「プロ」なのです。

外貨預金や投信なんかを見てても手数料高くね?と思うことは多いが、手数料で儲けるという発想ならプロが勧めてくる商品は相手にとって都合のいい商品というのは確かに考えてみればそうだ。
幸い銀行や証券会社に勤めている友達もいるので、もしこの手の商品を買うことを検討するようなことがあればしっかり相談と下調べをやってからがいいなあ。


まあこれからの貯蓄やなんかも考えつつ、固定支出の把握やら保険の見直しやらもやっていかないとな。