東京都江東区の大手スーパーで買い物していた団体職員の女性（４１）は番組のねつ造を知り「今日も買いに来たんです。信じていたのに」と絶句した。以前は月に数回食べる程度だったが、番組で「１日２パックを毎日食べ続けて」と聞き、その通りにしていた。「でも体重が減らないからおかしいと思っていた」
信じるなよ。
午後６時半ごろ納豆が完売した横浜市中区のスーパーで、最後の５パックをまとめ買いした同市磯子区の会社役員の男性（６５）。放送を見た妻と娘が「毎日２パック食べなければいけない」と言い出し、会社帰りに毎日買いに行かされた。「いい迷惑。テレビ局はいいかげんにしてほしい」。怒りは収まらない。
それはむしろ母子に突っ込むところだろう…お門違いも甚だしい。
番組を見て「納豆ダイエット」を続けていた東京都江東区の主婦（５９）は「２週間で効果が出るという説明だったので、頑張って食べていた」という。手ごろな値段だったのでやりやすかった面もある。「この番組では、前のダイエットの食品を忘れるころに別の食品のダイエットが紹介される。以前に放映されたチョコレートも寒天も試してみたがやせず、他の方法までもうそに見えてくる」と不信を募らせる。
え、まだ他の方法は信じてるの？
イソフラボンにしろなんにしろ、カタカナな物質が体にいいって言われてはいそうですかと大量摂取できるというのが恐ろしいというか。ポタシウムシアノイドが体にいいですよとか言ったら本気で摂取しかねないんじゃないだろうか。
メディアが信用ならないというのは確かに問題なのだが、今回みたいな話の場合は消費者の狂信、もう少しソフトにいうと都合のいいとこだけ無批判に受け入れる、くらいか、が諸悪の根源である気がするな。そもそもその辺の判断力がある人が大多数ならこんな騒動起きなかったろうに。
報道で見る分にはネタになったり多少気分を害する程度で済むんだが実際に話をしたりするとこれがなかなか大変だったりする。もっともらしい論理だから騙されてるわけではなく、むしろどっちかというと感情的な部分が大きいから論理的な反論が通じない。
「同じカロリーなら体温上げるのにカロリー使われる分アイスのほうが太らないんよ」
「でも温度差によるカロリーの差ってほとんど誤差やん」
「テレビで言ってたからいいの」
「痩せたいんちゃうんかい」
「うるさい」
まぁ散々食って痩せれると思うような奴がぶくぶく太ること自体は勝手にしてくれなのだが、普通にしてる人が商品買えなくなったり風評被害(ちょっと違うか)受けたりなぜか攻撃対象になったりするのは迷惑千万なのでどうにかしてほしいところだ。
今後の流れとして放映前＋ちょっとくらいの売れ行きで落ち着くならまだいいが、 納豆で痩せるわけではない→納豆ダメ→放映前より売り上げ落ちる みたいになってしまったらなんというか憂うべき事態だなぁ。
参考ネタにこのへんでも貼っておこう。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/903710.html
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2007/01/post_6020.html
おとなりに似た日記めっけた。
http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20070121/1169354464
