スペースシャトルの落日 読んだよ

スペースシャトルの落日~失われた24年間の真実~

スペースシャトルは設計コンセプトから運用まで巨大な失敗作だったという本。
1章でシステムの細部とかはすごいよと持ち上げて後に続く章で設計から何から色々落とすという構成だった。
言われてみればチャレンジャーのOリングの話とかコロンビアの空中分解とか、年50回飛ばす計画が結局9回とか、スカイラブは落ちるわISSは遅々として進まんわ、色々とでかい組織なりの問題もあるんだろうなぁ。
そういえばスペースシャトルが引退するという話は結構前にニュースかなんかで見て結構衝撃的だったんだが、本書を読んでからだとそういう事情があるのねと思った。

どこぞのトンデモ本と違ってちゃんとしてた。

まあソユーズ見てても既存技術使って使い捨てでシンプルにした方が運用コストとか安全面でもお得なのかもしれないなぁ。人も荷物も全部となると結局ややこしいシステムにせざるを得なくなるし。
なんとなく中途半端にNASAの後追いをしてる感もあるJAXAも予算無いだろうけどもうちょっと単品でいいもん作れるように頑張ってほしい。

そして人類を月に送る計画も期待。ハードウェアがどうなるのかが専ら気になるが、アポロのときは今のPCよりもしょぼいシステムでアセンブリだったソフトもどんな風になるのか気になる。