久々読了

死因不明社会
チーム・バチスタの栄光はこの本を書くための布石だったというだけのことはある、Aiを強力に推し進めたいという感じがガンガン伝わってくる。著者は医師ながら他の本と違うのは白鳥と別宮という厚労省とマスコミサイドのキャラを使ってAiを日本医療の救世主として描き上げている。
もちろん画像診断機器の所有率とかAiの有用性とか、特にこれといってツッコミどころも見当たらないのだが逆に粗探しをしてしまいたくなるほど綺麗に書かれている。大衆心理に訴えかけるには十分じゃなかろうか。
そんでブルーバックスで出してこのエントリ執筆時点で売り上げ3位か。海堂尊、タダ者じゃないなぁ。