ちょこちょこと

プロに訊け ! 67人渾身のアドバイス 2008年 4/8号 [雑誌]
出てくるプロはそこそこ豪華なんだが質問自体がなんというかいまいち。渡邉美樹、養老孟司香山リカとかに混じって加藤鷹とかいてちょっとワロタ。買ってまで買う本だったかは微妙だな。

使える日本語〔セオリービジネス〕2008 vol.2 (セオリーMOOK)
いい言葉がたくさん。自己啓発系はあまり好きではないのだが、状況に応じた言葉の選び方などが具体的に書いてあったり、考える要素も豊富だったりして良かった。超ポジティブになるにはなかなかいい1冊かもしれない。

自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心
最近知り合った福祉関係の人から借りた本。会話表現ができない自閉症の著者がPCを持つことによって自分の意思を表現することができたというものだが、まず健常な人と比べても遜色ないどころか、中学生とは思えないほどの表現力に驚かされた。そして自閉症患者はそのコミュニケーション力の低さや奇異な行動から知能が低いという偏見をもたれ、差別の対象となりやすいが*1、実際は患者自身が思っていることと行動が正反対になったり、落ち着きが無かったりパニックになったりするのも本人の意思ではないという。心と行動を分けて考えるというのは特に東洋医学なんかでは受け入れにくい考え方かもしれないが、自閉症だけでなく精神疾患全般を知る上でも非常に興味深く、重要な一冊だと思った。

*1:実際この本を読むまで俺も知らなかった